☆TIG溶接機WT-TIG200でステンレスシンクを板金補修
2015年8月20日
こんにちは。
シンクの板金修理にこのTIG溶接機を使いたいというお問い合わせを頂きましたので、実際にテストしました。
実際のシンクに穴を空ける訳にもいきませんので、シンクとみなしてステンレス板に穴を空け、溶接補修しております。
それではご覧ください。
穴あけ~溶接~磨きと一連の流れを通しで撮影しましたので、まずは動画からどうぞ。
カメラを近づけた時、周りの鏡面部分が影響しているのかピントが中々合わず、ちょっと分かりにくいですね。
ここからは写真でご覧ください。
まず、動画にもあった溶接後に磨いたところで、番手は120番です。きちんと溶接端部まで溶け込んでいると、この段階で穴は分からなくなります。
これが削っても削っても穴の輪郭が消えない場合は溶け込み不良(下に動画付で載せています)ですので、再度溶接して埋める必要があります。
次に320番。
最後に600番
左側がもともとの鏡面部分です。だいぶ映り込むようになってはきましたが、まだまだくすんでいます。研磨は素人同然なのでこの辺りで止めておきます。
8/21追記
さらに研磨を進めてみました。
かなりハッキリとカメラが映り込むようになりましたが、研磨の途中で誤って深いキズを入れてしまった為、1000番台で磨いた割にはぼやけています。
本当は鏡面レベルに仕上げたかったのですが、どこに穴が空いていたかは分からなくなりましたので、結果的には満足です。
磨きのプロの方であれば、ここから鏡面にする事は容易だと感じます。
こちらは失敗例です。
溶接部分が十分に母材(ステンレス板)と溶け込んでいなかったため、溶接部分のキワが削りきれず、これ以上グラインダーを当てていくと、板に穴が開いてしまいそうでした。
板の厚みは恐らく0.6-0.8mm程度だと思いますが、やはりこれだけ薄いとそう簡単にはいきませんね。。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
Posted by アルミ、ステンレスの溶接に最適なTIG(アルゴン)溶接機 at 13:48 / TIG溶接機,アルゴン溶接機 コメント&トラックバック(0)