☆お客様事業所を訪問しました。TIG溶接でアルミホイールのクラック補修
2016年3月25日
こんにちは。
先週お客様からWT-TIG200のデモ依頼があり、先日時間が空いた時に訪問させていただきました。
お邪魔したのはこちらのラスティーズ様。
車のチューニングショップで、ジムカーナに参戦されているとの事でした。
お願いされたのは、こちらのアルミホイールのクラック補修です。
パックリ割れてます。
通常、どうなってもいい端材でさせてもらう事が殆どなのですが、出てきたのはまさかの高級鍛造アルミホイールTE37。
どうなってもいいとはおっしゃられましたが、できれば再利用できるように仕上げたい所です。
それでは下地処理からしていきます。まずはカップブラシで塗装と汚れを落とします。
アルミは特に電流調整に敏感で、私の腕では電流が強すぎると左手(溶接棒の送り)が間に合わず、弱すぎると中々プールができません。
という訳で、最初に溶け具合を見るため、棒無しでプールの出来具合を確認して電流を微調整します。
棒を入れて本溶接です。
このように溶接できました。
ビードが落ちる部分~リムにかけて段差が付いており、溶接棒をプールに向かって真横から入れられず、ヘタクソですが。。
モリモリですが、ベルトサンダーで削るとこんな感じで溶接自体はできています。
粗目のサンダーからちゃんと削って塗装すれば、補修したのは分からなくなるでしょう。
その後お客様にも試して頂いて帰路につきました。
最近注文がどんどん増えており、忙しくてデモに行けない事も多いのですが、練習すればアルミホイールもきっちり溶接出来る事が分かってよかったです。
余談ですが、私も最近ジムカーナに行くようになりました。
しくじってホイールを割った時は自分で修理する事としましょう。
やらかさないのが一番ですけどね(笑)
Posted by アルミ、ステンレスの溶接に最適なTIG(アルゴン)溶接機 at 16:44 / TIG溶接機,アルミ溶接 ☆お客様事業所を訪問しました。TIG溶接でアルミホイールのクラック補修 はコメントを受け付けていません