☆小ネタ ノギスの使い方(測り方)
2015年9月8日
こんにちは。
先の記事でノギスの目盛りの読み方を書き込みましたが、今回はノギスの測り方についてです。
測り方といっても普通に挟んで読むだけでしょ?と思われたそこのあなた。現場で間違ってからでは遅いですよ~。
まぁノギス一つで何かしら大事になるのは稀でしょうが、ノギスは正確に寸法を測る道具ですので、人間側が間違った使い方をしていると意味が無く、それなら定規なりメジャーなりでいいじゃないって事になってしまいます。
仕組みが理解できている人にとっては当たり前の内容かもしれませんが、それではご覧ください。
まずはこちら。
パイプの外径を計測しています。ふむふむ。。
上から見ると、デデ~ン。これは大げさですけど、明らかに中心を捉えていませんね。
こちらのイラストをご覧ください。
赤線は円の中心で計測した場合で、これが正しい寸法となりあす。中心からずれるにつれて、どんどん小さく計測されてしまう訳ですね。
これが0.1mm単位もしくはそれ以下で数字を測る必要がある場合、それぐらいはすぐズレてしまいます。
正しくはこのように測りましょう。
上から見ると、パイプとノギスは直角にして計測します。これが直角でないと寸法がズレます。
といっても、こんな計測の度にわざわざスコヤを当てる訳にはいきませんので、図のようにノギスを上下に振って、最もノギスが閉まったとこが直角が出ており正しい寸法となります。
同様に内径を測る時も
またまた大げさですが、多少でも斜めになっていたら正確な寸法は出ません。
ここも円のセンターで測るのが重要で
先ほどの上の図と同じ感じでノギスを振って、最もノギスが開いたとこが正しい内径となります。
以上です。
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ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
Posted by アルミ、ステンレスの溶接に最適なTIG(アルゴン)溶接機 at 09:48 / ものづくり,小ネタ コメント&トラックバック(0)