TIG溶接機専門店

☆車、バイク好き必見!チタンマフラーのクラックを溶接修理

2016年2月9日

こんにちは。

今回はタイトルの通り、チタンのTIG溶接です。
最近車の後方からガラガラ煩かったので覗いてみたら、サイレンサーのフタが外れかかっており、これはまずいと溶接させてもらいました。

チタンは材質的に高価で、マフラーなんかでもまともに買うと15万はしますからね。。クラックぐらいで買い替えできません。

ブーストアップによる背圧増加や強化マウントによる振動で、エキマニやサイレンサーのクラックにお悩みの方は是非ご覧ください。

まずはサイレンサーを車体から外します。

ちなみに車はMR-Sでマフラーはアミューズエクストラチタンです。

ネットで外し方を調べるとかなり大変そうで、また自転車で帰りたくはありませんので、午前中から余裕をもって作業させてもらいました。
しかしチタンは軽いですね~純正12キロ→4キロぐらいになっています。
余計な遮熱版などが付いていなかった為、思ったより楽に外れました。

マフラー補修1

このフタが外れかかっているのが発覚した際、なんとか耐熱パテで補修しようとしましたが、振動で全然ダメでした。
その余計なパテをカップブラシで除去します。
カップブラシは針金の塊みたいなもので、破片が目に飛んでくると本当に危ないので、ゴーグルはした方が良いです。

右上が外れてガタガタなフタ、左下がちゃんとくっついているフタです。

1mmぐらい隙間があります。
母材の厚みも1mmぐらいなので、ちょっと難しいかもしれません。

一部溶接済みですが。
今回はこちらのガスレンズとショートキャップを使いました。
ガスレンズはアルゴンの直進性を高めてシールド性を上げ、ノーマルキャップが当たっては入らないところもショートキャップであれば溶接できます。

それでは溶接していきます。

溶接条件:母材チタンt=1(厚み1mm)、チタン溶接棒φ1.6、電流40A、直流パルス無、アルゴン流量7L/min、ガスレンズ及びショートキャップ使用

短いですが、溶接中の動画はこちら

画像はこちら
ぶっつけ本番だった割には私なりにはうまくいきました。

途中穴が空きかけましたが、これぐらいであれば

棒を多めに入れて肉盛り→数秒置いて冷ます→再度肉盛り
これで補修できます。

全周溶接しました。下のフタも割れ防止のために3ヶ所溶接しました。

同様にこちらのクラックも溶接します。

これで排気漏れも大丈夫でしょう。

私自身チタンの溶接は初めてでしたが、ステンレスと同じ感覚でTIG溶接できます。
むしろプールが安定しており、ステンよりも簡単だった気もします。

冒頭でも述べましたが、チタン製品はまともに買うと高価ですから、溶接で補修できれば遥かに安上がりです。
カーショップ、バイクショップさんいかがですか?

今後時間があれば、左右2本出し仕様に改造しようかとも企んでいます。。
車以外でも、ものづくりが好きな方なら、溶接は覚えておいて損は無いと断言できます(笑)

初心者にも出来る限りのサポートはさせて頂きますので、ご安心ください。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。


Posted by アルミ、ステンレスの溶接に最適なTIG(アルゴン)溶接機 at 10:17 / TIG溶接機 ☆車、バイク好き必見!チタンマフラーのクラックを溶接修理 はコメントを受け付けていません

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