☆厚み1.5mmのアルミを突合せ溶接
2015年5月25日
こんにちは。
厚み1.5mmのアルミアングルを突合せ溶接しました。
アルミの溶接は中々プールが一体化せず、母材が温まった溶接後半は一気に溶けるといった感じで、ちょっとコツがいります。
まずは動画をご覧ください。
溶接前半(板の右半分)はうまく溶接できていなかったため、最後に溶接棒を使って再溶接しました。
棒を入れた溶接と棒を入れないナメ付けでは、プールの形状が違うのが分かるかと思いますので、こちらの写真もご覧ください。
母材はこちらのアルミアングルです。
両端を仮付けして
本溶接しました。
右半分が溶接棒を入れた部分ですが、左のナメ付けと比べてビードが波うっており、肉を盛っています。
厚みが1.5mmもあれば、溶接棒を使わずとも母材同士を溶かして溶融させるナメ付けができますが、アルミは特に割れやすいため、溶接棒を添加した場合と比べて強度は劣ります。
ただくっつけばいいのか、強度がほしいのか、溶接後の仕上げ(研磨など)はするのか…etc といった状況に合わせて、棒を入れるか入れないかご検討下さい。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
Posted by アルミ、ステンレスの溶接に最適なTIG(アルゴン)溶接機 at 16:12 / アルミ溶接 コメント&トラックバック(0)